5月12日は『こてっちゃんの日』|ヒット商品の裏に紆余曲折の歴史あり【食の雑学】【食の記念日】

本日の一品
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エスフーズが制定。

同社の代表的商品の『こてっちゃん』を、さらに多くの人に食べてもらうのが目的。

日付は『こ(5)て(1(テン))つ(2)』の語呂合わせから。

あると便利な味付け肉!

こてっちゃんをはじめとして、味付けのお肉ってさっと作れるので意外と重宝しますよね。

加えてこてっちゃんはモツ肉。普段と違う焼肉を楽しめるだけでなく、暑くなってくるこの時期のスタミナ食として意外と嬉しかったり。

個人的には、焦げるか焦げないかくらいのじっくり焼いたものが好み。噛む度にお肉の美味しさが口の中に溢れてきますよね。

という訳で、本日は味付け肉の代表格、こてっちゃんに焦点を当て記事をお届けします。

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こてっちゃんの歴史

https://zatsuneta.com/archives/10512a2.html

『こてっちゃん』が誕生したのは今から36年前の1982年。エスフーズの前身であるスタミナ株式会社の当時の主力事業は、オーストラリアやアメリカから焼肉材料を仕入れる卸売でした。

仕入れの中心になる部位はハラミやミノなどで、牛の小腸はアメリカでは食べる習慣がなく、不要部位とされていました。そこに着目したのが、こてっちゃん開発のきっかけになりました。

先入観もありますが、畜産大国アメリカで牛の捨てる部分が多いというのは意外でした。

そして、そこに着目する先見の明。ヒット商品の裏にはこういう閃きがあるんですね♪

小腸は消化器官という特性上、解体後、時間が経つと腸内に残留した消化酵素で肉の分解がはじまってしまいます。

そのため、現地ですみやかに洗浄しボイル・冷凍処理をする必要があります。

当然、工場は専用の設備を導入しなければならないし、仕入れ企業には導入に見合う購買量が求められるため、日本の企業はそれまでほとんどいませんでいた。

長年の取引でアメリカのパッカー(食肉用の家畜を肉と内臓に解体し、加工・卸売までを行う精肉業者)の協力が得られたのがエスフーズの強みになりました。

当時の日本では、畜産副生産物、バラエティミートと呼ばれる家畜の内臓は、食材として今ほど一般的ではなく、原料もメインは豚でした。

そして、そのイメージもさほど良いものではなかったといいます。

ホルモン焼きやもつ煮といった料理は、肉体労働で疲れた人がスタミナをつけるためにガード下や屋台で食べるもので、家庭の味ではありませんでした。

https://nakamako.info/ichibanya/

牛の小腸ともなれば、外食でもあまり馴染みはありませんでした。

エスフーズは家庭での調理用として、商品開発に取り組みました。牛小腸にポテンシャルを見出し、これまでにないものを作ろうとしたのです。

当初は煮込み料理を想定していましたが、肉屋などで試作品の試食を繰り返し消費者の声を集めていく過程で、炒めた方がいいのではという意見を得ます。

甘辛い味噌味で炒めて作ると評判が良かった。これが、こてっちゃんの原型となりました。

商品化されたこてっちゃんは、スーパーの精肉売り場や肉屋での試食販売などを通じて少しずつ広まっていきました。ポイントになったのはネーミングだったといいます。

スーパーで買うのは主婦の方たちです。ホルモンやモツだと手にとるのは恥ずかしいというイメージがこの頃はまだありました。

そこで、朝鮮半島から伝わったとされる焼肉のメニュー用語で牛の大腸を「テッチャン」と呼んでいたことから、小腸は小さいテッチャン、「こてっちゃん」と名づけたのです。

親しみやすく、洒落の効いた商品名の認知度をあげるため、初期のテレビコマーシャルは「こてっちゃん」を連呼するものでした。

言葉選びの重要さを再認識しますね。

今も、韓国で大人気の○○みたいのはよくありますね。

ある意味、それの先駆けかもしれませんね。

また、こてっちゃんの売れ行きを後押ししたのが、家庭での電気ホットプレートの普及です。

これまで店に行かないと食べることができなかった焼肉料理が、家庭の味になったのです。

「コマーシャルや店頭プロモーションで当時のこてっちゃんがアピールしたのは、家族で食卓を囲み、焼肉を楽しめる点でした。こてっちゃんの味付けも「やきにく用」と名づけていました。

こてっちゃんの登場は、バラエティミートを身近な食材へと変えました。

https://www.moranbong.co.jp/recipe/detail/id=1760?SmartPhonePCView=1

1992年には、当時のもつ鍋ブームを反映し、こてっちゃんは「牛もつ鍋」シリーズも展開させます。

消費者の間ではエスフーズという企業名よりも、こてっちゃんの商品名の方が浸透し、ファンを増やしていきました。

順調なヒットで発売から20年。降りかかった最大の危機

エスフーズの本社がある兵庫県の地方紙、神戸新聞によると、90年代半ばのこてっちゃんは推定で年間約1.2万トンを販売し100億円を売り上げています。

その頃、日本が輸入していた冷凍の牛腸(大腸含む)は約1.4万トン、その9割近くがアメリカ産です。

つまり殆どのアメリカ牛の小腸は、日本でこてっちゃんになるために海を渡っていたのである。

だが順調にヒット商品となり、誕生から20周年を迎えたこてっちゃんに大きな試練が降りかかります。2000年初頭に発生したBSE(牛海綿状脳症)問題です。

2003年にアメリカでBSEに感染した牛が確認され、同国の牛肉・牛肉製品の輸入が一切禁止されました。こてっちゃんは原料の供給がとまり、販売休止に追い込まれてしまったのです。

この時期は、こてっちゃんもそうですが牛丼チェーンなど多くの外食チェーンが大打撃を受けましたね。

それだけ日本の食料自給率が低いということでもありますが、急に仕入れの一切がなくなるなんて致命的ですよね。

根強いこてっちゃんファンのために、原料の産地を変えてでも販売継続すべきではないかという声も当然ありました。

しかし、アメリカ産以外の牛もつを使うと味も変わってしまい、原料の供給の面でも産地を変えるのは厳しかったのです。

代替措置として2005年には豚の腸を使った“とんてっちゃん”を発売しましたが、売上は、かつてのこてっちゃんの1割に届くかどうかでした。

発売休止のため、こてっちゃんの売上はゼロまで落ちました。アメリカ産にこだわっていても、輸入再開までどれほどかかるかもわからない。

結局エスフーズはオーストラリアとブラジルの牛もつを使って販売再開を目指す方針をとります。取引業者や専用設備もすべて、一からのスタートでした。

休止から2年後に関西の一部エリアで販売を再開させ、再び全国販売できるようになったのは2008年3月でした。

全国販売再開から10年。多様化する食シーンへの展開も

販売再開までは、得意先様からはまだかまだかとリクエストを頂いていました。しかし再開しても売上をすんなりと取り戻せたわけではありません。

知名度はあっても、やはり一度失った売り場は他商品で埋まってしまいます。

家庭の食事スタイルも多様化しました。一家そろって食卓を囲む機会よりも個食が広がり、惣菜などの中食も増えている。

こてっちゃんも、丼や焼きうどんの具、コンビニおにぎりの具など中食で使う提案をしているが、成果はこれからだといいます。

こてっちゃんはエスフーズの食肉加工品では主力商品ですし、広告塔のような存在です。牛もつの味付け加工品としての売上は今でも国内でトップシェアを保っています。

2015年にはアメリカ産原料である牛小腸の輸入も再開しました。やはり、他国産とくらべて味がいいのはアメリカ産です。

全国販売再開から10年、こてっちゃんの売上は落ちることなく伸び続けていますが、全盛期の売上には及びません。今はこの売上を少しでも全盛期に近づけていくのが目標です。

食品業界の人でなくても『あの“こてっちゃん”の』と言ってもらえる、このネームバリューを生かしていきたいと思っています。

苦難を乗り越えた先に、いまもお馴染みのこてっちゃんがあるのですね。

そして、主力商品一辺倒になることのリスクを修正するため、他の事業も展開していく。

エムフーズの商魂を感じました。

売上ゼロから再出発した『こてっちゃん』が、味付け牛もつ加工品の売上トップに復活するまで~こてっちゃん(エスフーズ)|フーズチャネル
エスフーズの「こてっちゃん」は、時に企業名より商品名の方が認知度の高いこともある。ホルモン料理を家庭の食卓に浸透させた立役者として圧倒的な知名度を誇り、今も味付け牛もつ加工品としては国内売上トップシェアである。だがその歴史には、BSE問題で

ちょっと一品欲しい時に… こてっちゃんのおススメアレンジ3選

ボッチ飯の多い僕としては、さっと作れるレシピってすごいありがたく思います。

夕食の一品として。おつまみとして。ここではネットで人気の簡単アレンジレシピをご紹介します。

ササッと作れる!こてっちゃんともやしの炒め物

https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1440011650/

サッと炒めるだけの簡単レシピです!もやしのシャキシャキ食感に味の染み込んだこてっちゃんがよく絡み合って、しっかりした味のひと皿です。ごま油で炒めることで香ばしい風味が全体に香り、食欲をそそりますよ。

こてっちゃんもやし炒め レシピ・作り方 by ちーたまちー|楽天レシピ
楽天が運営する楽天レシピ。ユーザーさんが投稿した「こてっちゃんもやし炒め」のレシピ・作り方ページです。さっと作れるスピード炒めもの♪ごはんによく合います◎詳細な材料や調理時間、みんなのつくレポも!

神戸の名物を再現!こてっちゃんのぼっかけそば飯

https://oceans-nadia.com/user/72544/recipe/170189

牛スジ肉とこんにゃくを甘辛く味付けする神戸名物『ぼっかけそば飯』を、こてっちゃんで再現するアレンジレシピです。こてっちゃんを使うことで、スジ肉を使う場合に比べて歯ごたえ抜群。家庭で神戸名物を味わってみてください♪

こてっちゃんで激ウマ♪ぼっかけ風そば飯 by トコトコ / レシピサイト Nadia | ナディア - プロの料理家のおいしいレシピ
神戸の名物、ぼっかけそば飯を、こてっちゃんコク味噌味と蒟蒻で簡単に再現。 スジ肉のトロトロ感とはまた違った、こてっちゃんの歯ごたえが美味しいそば飯です。 「こてっちゃんレシピコンテスト」でグランプリをいただきました。

シメにぴったり!こてっ茶漬け

https://www.recipe-blog.jp/profile/143556/blog/16822856

おつまみにぴったりのこてっちゃんは、シメにぴったりのお茶漬けにもなっちゃいます。ガツンとしたこてっちゃんの味付けに、紅生姜がさっぱりアクセントでおいしさアップ!お酒のあとのシメや、あっさり朝ごはんにもおすすめできるレシピです。

【簡単レシピ】こてっ茶漬け
  「こてっ茶漬け」   夏はこてっちゃんとビール! なんて方も多いのでは!?   味付けされているので、焼くだけでお酒のおつまみにいいんですよね~。そんなこてっちゃんを、シメにぴったりの茶漬けにしてみました。   お肉にしっかり味がついているので、かつお節と紅ショウガだけで美味しくいただけますよ。夜飲んだ次の日の朝...
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まとめ

商品名はよく知られているこてっちゃんですが、その販売元に関して実はあまり知らなかったり。

今も美味しく皆さんのご家庭にこてっちゃんを届ける裏には、こんな紆余曲折な歴史があったのは意外でした。

焼くだけで簡単におかずにもおつまみにもなるこてっちゃん。

エムフーズの企業努力に感謝しながら、今夜も美味しくいただきます♪

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